2013年11月8日金曜日

新宿御苑菊花壇展

2013-11-08
皇室ゆかりの伝統を受け継ぐ
新宿御苑の菊花壇


▼江戸菊花壇
江戸菊は、江戸時代に江戸(東京)で発達した古典菊です。
 花が咲いてから花びらが様々に変化し、
色彩に富んでいるのが
特徴で、「花の変化」を観賞する菊です。
新宿御苑の菊花壇のなかでは、
もっとも歴史があります。

▼一文字菊、管物菊花壇
「いちもんじぎく、くだものぎくかだん」
一文字菊は、花びらの数が16枚前後の一重咲きの大輪菊です。
花の形から、御紋章菊ともよばれています。
管物菊は、筒状に伸びた花びらが放射状に咲く大輪菊で、
糸菊ともよばれています。



▼肥後菊花壇
肥後菊は、古くから肥後(熊本)地方で作られた一重咲きの古典菊で、
おもに武士の精神修養として発達しました。
 栽培方法や飾り方は、江戸時代に熊本で確立した、
秀島流の厳格な様式にもとづいています。



▼大菊花壇
大菊は、菊の代表的な品種で、
花びらが花の中央を包み込むように丸く咲くのが特徴です。
神馬の手綱模様に見立てた「手綱植え」とよばれる
新宿御苑独自で、39種311株の大菊を黄・白・紅の順に植え付け、
全体の花が揃って咲く美しさを観賞する花壇です。






▼懸崖作り花壇
野菊」の断崖の岩間から垂れさがって咲いている姿を模して、
1本の小菊を大きな株に仕立てる技法を「懸崖作り」とよびます。
 古木の台の上に、花鉢を配色よく並べています。


▼大作り花壇
初冬に出てくる芽を1年がかりで株数をふやし、
1株から数百輪の花を半円形に整然と仕立てて咲かせる技法を
「大作り」とよびます。
此れは新宿御苑独自の様式で、全国各地の菊花壇展でみらえれる
千輪作りの先駆けにもなっています。





▼第一路地花壇






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